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お花を全部入れますかね。

お亡くなりなったのは、八十歳の女性。

病院へ遺体をお迎えに伺いました。

遺族は、息子さんでしょうか?男性が一人付き添っていました。

男性は車があるので、搬送車には乗車せず自分の車で家まで行くということで病院の駐車場まで共にして降りていただきました。

道中は長く、葬儀社さんと共に自宅に向かいました。

家に到着すると、おじぃちゃんが一人いて家を片付けていました。

仏間の六帖の部屋と並びの六帖の部屋は、綺麗に片付いていた。

おじぃちゃんに「遺体を寝かす、敷布団と着布団を用意してください」

掃除を一時止めて、家中を探してもらいました。

数分過ぎても、布団は用意されておらず、ウロウロを部屋を片付けている。

どうも、少し動転しているのか、痴呆があるのか行動がすごく変だ。

息子さんが到着すると、布団を一緒に探してくれました。

到着してから、布団が用意されたのが三十分後ぐらい経過していました。

枕飾りを用意して、日程を決めお寺様に連絡。

日にちが0時をまわっていたので、翌々日が葬儀になりました。

夏場なので、早めにということで、今日の夕方に納棺することに。

納棺時間に当家に伺うと、すっかり部屋も綺麗になっていて、親戚も二十人程度集まっていました。

相変わらず、おじぃちゃんは何かがしたくて、落ち着かない。

おじぃちゃんは、亡くなった女性の夫でした。

色白の女性で、化粧も薄化粧で口紅も薄く塗り、綺麗に仕上がりました。

「昔は大変な美人で、旦那さんはよくやきもちを妬いていたもんだよ」と親戚の女性が言っていました。

納棺をして、男性四人で柩に納めました。

柩に納棺花を入れてもらうときに、

「遺族の方からどうぞ・・」

柩の頭の上に置いておくと、おじぃちゃんからお花を入れてもらうと、いきなり花をわしづかみして菊の花からユリ、デンファレと次から次へと全部入れる様子。

私も気づき、途中であわてて止めて、親族の方にも少し残っていたので入れて頂きました。

全部入れる、遺族も初めてみました。

よく考えると、「それでもいいかな」

遺族でもない親戚が、お花を入れる? 誰が決めたのだろうか?

自然に行っていた行為だが、昔からだろうか?

いつから、納棺には親戚が集まるのか?

遺族だけでも良いのではないだろうか。

親戚の方はお花を入れたいのだろうか。ふと疑問に思った。

遺族の気持ち、親族の気持ちを大切に納棺をおこなっていきます。

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